2012年3月26日月曜日

松田光世氏の話メモ 2012.3.25 Ust.


日本は、今でも、原子力緊急事態宣言が出たままなのに、再稼働の話が出るのはおかしい。

放射能放出量のIAEAへの報告値は、3号炉の核爆発分は入っていない。入れれば、当然チェルノブイリを超えている。2号炉から海に出た量も含まれていない。

一次補正予算でのガラスバッジ配布について、財務省大反対。増税なければガラスバッジはだめ。

福一事故初動対応時、東電幹部は不在だったので、経産省の指示を仰いだ。経産省は東電の災害対策マニュアル通りやれと指示したため、東電はベントの前に、自社マニュアルに従って、避難確認の電話をかけているうちに、一晩の時間が経ってしまった。

福一地震計。130秒から150秒のところで地震記録が切れている。東電は、プログラムの所為だと言っているが、よく分からない。

当初、東電は4号炉は平均50センチ沈下したが、北側の方が南より80センチ多く沈んでいると言っていた。国会で質問することになってから、傾いていないと繰り返している。3号炉の核爆発も認めない。

3号機は核爆発(水素爆発では音速以下なので環が出来ない。)東電は白煙と言い続けている。NTVでは当日夜以降、黒煙の映像を二度と流さない。担当者は左遷された。3号炉から1.2kmのところに中性子線を発する親指大の放射性瓦礫が落ちていて回収した。

日本政府が認めていないが、2号炉はメルトスルーではなく、その先に突き抜けている。建物は立っているが、中のコンクリートもガラガラに壊れていて、原子炉の中と同じレベルの放射線量になっている。

保安委からの14日までの情報は、炉の中の本数だけで、燃料プールの本数は管氏に入っていなかった。避難範囲を20kmではなく40kmにしろと言ったが、短時間で避難するには20kmが限界だということだった。結果は30km圏は自宅待機となった。40kmにすると高速が通れなくなり、北の被災者への避難が出来なくなる。同心円の設定は、爆発のことしか考えていなかった。

福島事故避難範囲を20kmから40kmに広げると高速道路が範囲に入ることになり、北へ避難することが出来なくなることもあって、範囲を広げなかった。 (避難路と避難範囲は別もので、これはおかしい)
スリーマイル島で冷却剤を投下した部隊に冷却剤の投下を依頼した。部隊は米東部にいたため在日米軍に依頼したが、嫌がった。原発の冷却はまず日本の自衛隊がやれということになった。その代わりが、「ともだち作戦」になった。その後、米国の部隊が来た。今でも、横田基地に冷却剤は置いてある。

4号炉のプールの下に突っ張り棒のような支えを40~50本いれた。プール全体が傾いているから、震度7くらいの地震がきたらだめ。1553本、横に27本実験用のものがある。3号炉の3倍の爆発の可能性がある。

浜岡原発を止めろということは米国が言ってきた。厚木基地ももだめになるから。だから経産省は仕方なく認めた。

2号炉は下に突き抜けたら、下に受けるものがなく、アメリシウム、カリフォニウムは非常に重いので、つき抜けたら土の中へどんどん入っていく。水蒸気爆発を起こす可能性を心配していたが。今、それにちかい状態になっている。

今の日本の政治家は、原発に関して思考停止状態で、とりあえず瓦礫処理だけでもみんなでやろうということになってしまっている。

海外にはメルトスルーした燃料を止めるコアキャッチャ―をつけた最高安全な原発を売り、国内はつけないのはおかしい。再稼働もつけてからとなる。原子力規制庁ができて、既存施設にも義務つけされたら大変だと、電力会社は潰しに懸っている。最悪の場合の最低限の条件。

伝聞ではあるが、昨年一年で 東京の子供の突然死 前年の10倍





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