2016年7月3日日曜日

高濃度セシウムマイクロ粒子が明かす福島第一原発の爆発事故

高濃度セシウムマイクロ粒子(CsMPs)は、福島第一原発(FDNPP)内で発生した溶融炉心とコンクリートの反応(MCCI)について、新たな情報を保持している。爆発で放出された核物質のミクロンスケールでのプロセスを明確にするため、CsMPsに関して、電子顕微鏡技術を利用した系統的な微量分析を実施した。CsMPsの標本は、オートラジオグラフィーと走査型電子顕微鏡(SEM)によって、大熊町の水田土壌と東京杉並で採集された大気中の粒子から発見された。ガンマ放射線測定に続いて、集束イオンビーム装置を用いて、CsMPsを薄片にした。走査透過電子顕微鏡(STEM)が、ナノ分析に用いられた。その大きさ、134Cs137Csの放射能は、 それぞれ0.58-5.3 μm, 0.273-145 Bq, 0.207- 134 Bqであった。すべてのCsMPsは、Fe, Cs, Zn, Sn, Rb, K, Mn, Cl Pbを含む酸化Siで構成されていた。Csの濃度は、Cs2Oとして0.81-36 wt%であった。電子線の回析パターンは、拡散回析が最大であることが明らかになり、これは、アモルファス構造であることを表している。様々なナノ粒子の大きさは2-40 nmと特定され、Ag2Se0.5S0.5の結晶、テルル化銀そしてSnの金属ナノ粒子であった。これは、TeSeのような揮発性核生成物の一部が、Agとともに、大気中のナノ粒子を形成していることを示している。中心には数多くの気泡を存在し、MCCIの際にまき散らされたCO2H2Oが取り込まれた証拠である。CsMPsの表面と内部には、ナノ粒子が凝集した独特の構造が見られた。すでに気体として存在する可溶性Csの急激な混入とデブリから放出された大気中のナノ粒子の取り込みとによって、SiO(g)の凝縮が起こり、粒子が成長した。今後、高濃度セシウムマイクロ粒子(CsMPs)は、低揮発性放射性核種の周辺環境への拡散の、重要な経路の一つになる。


<引用元>
Goldschmidt Conference Abstracts 1253
Cesium-rich micro-particles unveil the explosive events in the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant

JUNPEI IMOTO 1 , GENKI FURUKI 1 , ASUMI OCHIAI 1 , SHINYA YAMASAKI 2 , KENJI NANBA 3 , TOSHIHIKO OHNUKI 4 , BERND GRAMBOW 5 , RODNEY C. EWING 6 , AND SATOSHI UTSUNOMIYA 1 1 Department of Chemistry, Kyushu University, Motooka 774, Nishi-ku, Fukuoka 819-0395, Japan 2 University of Tsukuba, Ibaraki 305-8577 Japan 3 Fukushima University, Fukushima, 960-1296 Japan 4 Japan Atomic Energy Agency, Ibaraki 319-1195, Japan 5 University of Nantes, Nantes 44307, France 6 Stanford University, Stanford, CA 94305-2115 USA

 Cesium-rich micro-particles (CsMPs) retain novel information on the molten core-concrete interaction (MCCI) that happened inside the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant (FDNPP). In order to elucidate the micron-scale processes of radionuclides release during the explosion, systematic micro-analyses were completed on the CsMP using a variety of electron microscopy techniques. CsMPs specimens were discovered from paddy soils in Okuma town and in atmospheric particulates collected at Suginami, Tokyo, by using autoradiography and SEM. Subsequent to gamma radioactivity measurement The CsMP was thinned by using a focused ion beam system. STEM was employed for nano-scale analysis. The size, 134Cs and 137Cs radioactivities were determined to be 0.58-5.3 μm, 0.273-145 Bq, 0.207- 134 Bq, respectively. All CsMPs were mainly composed of Si oxide associated with Fe, Cs, Zn, Sn, Rb, K, Mn, Cl and Pb. The Cs concentration ranges from 0.81-36 wt% as Cs2O. The electron diffraction pattern revealed diffused diffraction maxima, indicating the amorphous structure. Various nanoparticles were identified at the size of 2-40 nm; crystalline Ag2Se0.5S0.5, silver telluride and Sn metal nanoparticles, indicating that a part of volatile fission products such as Te and Se associated with Ag to form airborne nanoparticles. Numerous pores were present in the center, which is the evidence of entrapped CO2 and H2O sparged during MCCI. Surface and interior of the CsMPs exhibited unique texture of nanoparticles aggregation. Hence, condensation of SiO(g) proceeded by the immediate incorporation of soluble Cs already present as vapors and entrapment of airborne nanoparticles liberated from the debris as the particle grew. Still, the CsMP is another important route of dispersion of the lowvolatile radionuclides to the surrounding environment.

2015年9月30日水曜日

福島第一原発事故のあった平成23年度は、難病の認定者数が激増していた。

各年度の増加数を比較すると、平成23年度は2~3倍に激増していた。(難病情報センター資料)




疾患名平成20年度平成21年度平成22年度平成23年度
増加数件数増加数件数増加数件数増加数件数
ベーチェット病42017,346      34717,693 -40317,290 1,16118,451
多発性硬化症77713,43579214,22726514,4921,64816,140
重症筋無力症80616,43169417,12518917,3141,69519,009
全身性エリテマトーデス1,25156,27298157,253-99956,2543,29959,553
スモン-471,804-481,756-1281,628-201,608
再生不良性貧血1399,3011789,479-629,41773110,148
サルコイドーシス69319,27987120,15011820,2681,89322,161
筋萎縮性側索硬化症2928,2852078,492-868,4065868,992
強皮症、皮膚筋炎及び多発性筋炎1,99539,9701,67841,64858542,2333,60045,833
特発性血小板減少性紫斑病-21222,945-9222,853-63322,2201,57123,791
結節性動脈周囲炎7066,4597267,1854157,6001,3288,928
潰瘍性大腸炎7,728104,7218,585113,3064,549117,85515,688133,543
大動脈炎症候群1415,489835,572-1345,4383915,829
ビュルガー病-1617,789-1987,591-4447,1471357,282
天疱瘡2564,3412164,557914,6484375,085
脊髄小脳変性症1,16522,23999423,2335723,2901,75725,047
クローン病1,91729,3011,59030,89176131,6523,06934,721
難治性の肝炎のうち劇症肝炎-52579266-5621039249
悪性関節リウマチ1705,9051446,049-1585,8914116,302
パーキンソン病関連疾患6,34798,3566,044104,4002,237106,6379,899116,536
 1)進行性核上性麻痺--------
 2)大脳皮質基底核変性症--------
 3)パーキンソン病--------
アミロイドーシス571,323961,419861,5052311,736
後縦靱帯骨化症1,37527,8461,44529,29135629,6472,39632,043
ハンチントン病3476234796279848846
モヤモヤ病(ウィリス動脈輪閉塞症)64812,24164412,88510712,9921,47314,465
ウェゲナー肉芽腫症1401,511961,607641,6711631,834
特発性拡張型(うっ血型)心筋症1,12221,0271,10722,134-1122,1232,26324,386
多系統萎縮症51010,73738211,119-2311,09670111,797
 1)線条体黒質変性症--------
 2)オリーブ橋小脳萎縮症--------
 3)シャイ・ドレーガー症候群--------
表皮水疱症(接合部型及び栄養障害型)-103236329-1431523338
膿疱性乾癬611,599361,635441,6791441,823
広範脊柱管狭窄症2223,6353513,9862324,2185234,741
原発性胆汁性肝硬変90816,11294417,05624217,2981,75619,054
重症急性膵炎-81,131541,185-531,1324551,587
特発性大腿骨頭壊死症54512,80251413,31616013,4761,20414,680
混合性結合組織病3708,6583589,016129,0289119,939
原発性免疫不全症候群171,117451,162-151,1471391,286
特発性間質性肺炎4055,0206615,6812155,8961,1697,065
網膜色素変性症67925,43551725,952-65625,2961,63826,934
プリオン病10375494246849214506
肺動脈性肺高血圧症1171,1401321,2722881,5604091,969
神経線維腫症2872,7632272,9901223,1123023,414
亜急性硬化性全脳炎-193295-887491
バッド・キアリ(Budd-Chiari)症候群-12417248-1623229261
慢性血栓塞栓性肺高血圧症879771281,1051831,2883021,590
ライソゾーム病(ファブリー(Fabry)病含む) 886448673030760108868
副腎白質ジストロフィー-41679176-317314187
家族性高コレステロール血症(ホモ接合体)-----12021141
脊髄性筋萎縮症-----514105619
球脊髄性筋萎縮症-----686202888
慢性炎症性脱髄性多発神経炎-----2,3286582,986
肥大型心筋症-----2,2395402,779
拘束型心筋症-----18826
ミトコンドリア病-----764181945
リンパ脈管筋腫症(LAM)-----335104439
重症多形滲出性紅斑(急性期)-----481058
黄色靱帯骨化症-----9936391,632
間脳下垂体機能障害(PRL分泌異常症、ゴナドトロピン分泌異常症、ADH分泌異常症、
下垂体性TSH分泌異常症、クッシング病、先端巨大症、下垂体機能低下症)
-----11,7643,25315,017
合計32,036647,60431,731679,33527,385706,72071,458778,178

福島からの真実の声(動画集)

これまで、youtube にアップロードした動画です。


















2015年4月28日火曜日

低線量被曝の症状を詳しく知りたい

大切な情報なのでそのまま保存させて頂きました。



これが現実

genjitsu.jp



Q. 低線量被曝の症状を詳しく知りたい

  | 2 Comments
A. 下記の記事のコメント欄に「専門医の手記」と書かれた情報がある。低線量被曝の専門医が書いたものを無断で転載した人がいるようだ。現在、福島や関東で報告されている被曝の初期症状についての原因や、今後の予想(一部)などが書かれている。
 とても重要な内容なので、長文だが全て抜粋した。一部誤字を訂正し、症状の記述は太字に、私が重要と思った部分には下線を引いた。なお、この内容は医師が情報交換をするための掲示板(?)に書かれているようで、情報源は不明である。
Unknown (専門医の手記)
2011-06-07 04:12:54
「放射線による初期症状は、外部被曝の量と内部被曝の量、年齢で、大きく違ってきます。比較的近い地域でも、ちょっとした風向き、地形差で、被曝の様式も大きく変わります。言いにくいことではありますが、既に初期症状が現れても不思議は無いだけ時間が経過したと考えています。私は、チェルノブイリの被曝者を診ていますし、仕事柄調べてはいますが、被曝線量が多い場合ではなく、低被ばく線量での影響が専門です。
 福島第一の近傍と他県でもホットスポットと、たとえば東京とでは、症状の出方に差がある被曝線量です。ただし、東京神奈川でも、屋内に放射性物質が付着した塵が多ければ、相応の症状があっても不思議はありません。
 最初期のドライベントで、短寿命核種も放出があったのですから、それによって、鼻腔粘膜の細胞死数が増えて、炎症が起きることがあります。粘膜は、数日で元に戻るのですが、日々放射性物質を吸収していれば、微粘膜に付着し続け、炎症が続き、特に副鼻腔に蓄積すると、排出が困難なため、副鼻腔炎を起こし、さらに細菌感染しやすくなります。上咽頭まで炎症が起きれば、がでます。鼻血は、初期で止まると思います。止まらなければ、空気中の粉塵に付着している放射性物質量が多いと推定されます。初期には、皮膚の皺、指の爪の間に溜まり、皮膚炎爪の割れさかむけ、などがおきます。食事等での摂取が多いと、消化器、特に、腸の粘膜にダメージが多くなり、軽度で続く下痢軽い腹部の痛みがおき、毒性の強くない細菌による食中毒様の症状を起こすこともあります。その場合、腹痛と一過性の吐き気、下痢です。
 時間が経過し、体内への蓄積量が増えると、指先では抹消神経炎のような鋭い痛み皮膚の発赤、繰り返す気道感染が、小児と20代後半から30代前半に多く現れます。感染症の場合、熱が出て、感染症と診断されると思います。最初の影響は、細胞数が面積当たりで少なく、細胞層が薄い組織から異常が始まります。そのため、皮膚の弱い人では、より炎症が激しくなり、指等の関節が痛むことがあります。この場合はアレルギーと診断される可能性が高いと思います。
 内部被曝が高い場合、内分泌系に異常が起き、体重減少生理の遅滞生理の異常が起きます。小児は、おとなしくなってきます。小学校高学年から中高校生は、ホルモンの分泌が非常に多い時期なので、あまり変わらない可能性が高いのですが、20代後半から30代前半ではだるさを感じ始めるとおもいます。
 妊娠での問題は、妊娠初期の細胞数が少ない胚の段階では、1細胞へのダメージは初期流産(被曝しなくても普通にある)に直接繋がります。妊娠最初期では妊娠に気付かないこともあると思います。分化が起きている時期での被曝は、四肢や指の分化不全を起こすことがありますが、流産にならないこともままあります。妊娠後期では、乳児と同じ考えても大きな違いはありませんが、内分泌にダメージがあれば、生後の知能と成長が良くはなくなります。チェルノブイリでは、それらが起きた地域と同等の被曝レベルの地域が日本でも広い地域にあります。
 内部被曝線量の高い方々では、免疫の低下は、既にあると考えてよいと思いますが、その症状の出方は、個人差が大きく、最初は、上気道感染と腸管感染が主だと思います。なお、副鼻腔炎から中耳の炎症を起こすこともあります。
 最も大切なことは、それぞれのご事情があって難しいとは思いますが、被曝線量を減らすことです。そうできるように、ご家族を説得なさってください。被曝の場合、症状の軽減はあまりありません。ご家族に説明される時の一助になればと思います。なお、40代以上での影響は、急速に少なくなります(だからと言ってないわけではありません)。
 免疫を落とすステロイドの使用は、注意してください。」
Unknown (専門医の手記)
2011-06-07 15:00:34
>toshiさん
 こちらは「あるサイト」にてみなさんと同じような症状をうったえる場所にて専門医の方が話されている内容を無断でコピペさせて頂いたものです。緊急時である故の処置としてお許し願いたい。今後政府サイドでは情報隠蔽の方向にむかっていくかもしれません。ご本人に迷惑がかかってしまうと今後このような有益な情報が遮断されてしまう恐れもありますので、ソースの提示は勘弁していただけると助かります。ご自身のためコピーされておくことをお勧めします。
 返答その2を追記します。参考にして頂けると幸いです。
「私は医学者で、ミュンヘン等での出来事も職場の事情で知っていますし、被曝地帯に行くに当たって、被曝を避ける方法や被曝の原因も調べました。各地でゴミを燃してフィルターで放射性物質を取れるなどという夢のようなことを書く武田氏には、賛同しかねます(個人的には、武田氏は、火消しだと考えています)。放射線障害は、の死亡率が上がるだけが問題ではありません。初期には内分泌系、時間が経てば心臓血管系中枢系、さらには、関節変形分化異常奇形と、非常に多様な障害を起こします。
 特に、小児の知能と成長の障害が大きく影響をしますし、中枢系の分化異常は、精神異常などの障害も起こすのです。低レベル被曝では、治療を必要としない程度の異常が多く、統計上で現れませんが、程度の差こそあれ、だれでにもおきてしまうことです。スウェーデンでのIQ10の低下は、単に知能の低下を示しているだけでなく、性格異常や、創造性の減少成長障害(実際に小さくなっています)など、多様な問題を生じます。60代以上では影響が少ないと言う物理系の方は多いのですが、老齢者の被曝は、早期の認知障害を生じます。NHKの番組で出てくるような重度の障害より、非常に多数の軽度の障害、つまり、わずかなホルモン不足や、わずかな分化異常で、なるべき人間になれなかった人たちも由々しき問題なのです。
 医学者として、診てきた障害を生々しく書くのは嫌なことです。ですが、まだまだ放射線障害の被害を甘く見ていると思います。私が書いたことは、考察ではなく、実際の被害者を診てきたからです。診察した子供たちの親たちが「この子は普通だ」と言うのを何度聴いたと思いますか。この言葉は医師にとって悪夢です。」
Unknown (専門医の手記)
2011-06-07 18:15:15
返答その3(某サイトにて返答されたものです)
「1mSvだって、原発からなら本来浴びるべきではありません。ましてや、現実を無視して、放射性物質を各地で処理できるとは、常識がある人ですから言うはずが無いことです。20mSvから1mSvにしても、1mSvで被害を蒙る人々を切り捨てるということです。医学者としては、そんなことは言えません。さらに放射性物質の分布は、非常に大きなムラがありますから、平均1mSvでは、10mSvもあれば、ほとんど0もあります。ドイツは、非常に小さな升目で全土を計測し、必要なら屋内まで調べて状況を把握しようしました。これも、国民が声を上げたからですが、過去を知っていれば、ニタニタ笑いながら、TVに出演するなどできないと思います。政府の計量方法の問題、呼吸からの大量の吸入の問題など、指摘すると思います。近畿のホットスポットの0.1-0.2mSv/Hrで、掃除や洗濯等での対策と、関東では、まったく桁が違います。非常に残念なことに、このスレッドで、初期症状だと認識できる症状がアップされています。先に起こることがチェルノブイリでわかっているだけに、極めて恐ろしいことです。訴えなければならないことは、出てしまう被害を減らすことではなく、被害そのものを出さないようにすることです。現在症状があるということは、将来、知能障害や成長障害が高率で起こる可能性があり、ホルモン量の個人差から、どの程度少ないのか判らないので、対処の方法がほとんど無いということです。現在障害が無いといっても、体内の細胞は死んでいきますので、やはり何らかの障害が、認識できるかどうかは別として起きてくるわけです。まず必要なことは、安全地帯を確保し、そこの飲食物を被災地に送ることです。そして、もっとも放射線に敏感な世代と女性を移動させるべきです。単に危険を訴えるだけでは、それで安心して動かない人が増えていると私は思います。強烈な火消しではないでしょうか。
Unknown (専門医の手記)
2011-06-07 23:13:57
*返答その4*
「みきぶーさん
 あなたの文章には、非常に他人事のような表現が多く、気分を害される方も多いと思います。私もその一人です。単に表現力の問題かもしれませんが、考慮してください。「長寿国の日本にとって痛いところですね。」など、被害を肯定しているように感じます。被害は、あってはならないのです。書き留めることによって…というのは理解できます。私の場合、書くことによって、より多数の方が逃げるもしくは、より対策する、そして、日本全土に放射性物質をばら撒くような行為に反対する方が増えることを望んでいます。
 ICRPは、癌の死亡率だけですが、医療系といえど、全障害を網羅しているわけではありません。論文と言うのは、診断を確定できる診断基準が明確な疾病のみを取り上げます。放射線障害での多くは、不定愁訴であり、他の原因でも起こりうる障害です。当然、医療的統計では、多くの放射線被曝が原因であろう障害は、含まれません。小児の甲状腺癌は非常に少なく、間違いようが無い疾病です。その前段階として、甲状腺機能障害がありますが、本人も家族も、まず気付きません。激しいだるさなど無い場合も多いのです。このような場合、あずかな知能低下とわずかな成長障害を起こします。甲状腺ホルモンのレベルが大きく低下すれば、甲状腺刺激ホルモンが多く分泌され、甲状腺が肥大してきます。これもチェルノブイリでは、正しく統計が取られているとは思いません。医療による処置が必要となる疾病で、安全基準を定めるか、医療統計に表れないレベルでの軽度の障害を起こさないレベルで安全基準を定めるかで全く違う結論になります。軽度の障害を起こさないというのであれば、ドイツ放射線防護協会の警告にあるように、小児の飲食物は、1Kg当たり4Bqという少ない値になりますが、これとて、統計上障害が起こる量です。
 医学的な知識は、あまり書かないほうが良いと思います(正確さというより妙に唐突です)。気のせいを排除したいのでしょうが、気のせいも障害です。福島県に数時間滞在しただけで、WBC(ホールボディカウンター)の値が万のオーダーになっている方もおられるので、白血病には早いかもしれませんが、血沈と免疫細胞数に異常がでているかたもおられるはずです(ただし個人差が大きいので、検査では漏れがおおくなると思います)。鼻血は、白血病のサインでもありますが、同時に鼻粘膜の炎症のサインでもあります。初期だけでなく、時間が経過してから粘膜や皮膚のダメージが大きくなる場合もありますので、重要です。
 ご両親、特に母親が見つけられるサインは、内科的もしくは外科的なものです。みつけにくいのは、中枢神経です。
 なお、ご老人では、白内障の進行が早くなったり、増えたりが知られています。放射線障害と非放射線障害の区別は判断が困難です。治療方法も明確ではありません。DNAの損傷は直せません。ですから、おこしてはなりません。私が書くことで、少しでも異常に気付き、ご家族とお話しをして、大変困難だとは思いますが、少しでも安全な地域へ移動していただきたいと思います。西日本へも瓦礫やゴミが来たら、極めて深刻な事態になります。
*返答その5*
「みきぶーさん
 FT3とFT4、TSHを測ってくれと、医師に頼むしかないと思いますが、国ごとに医療制度が違いますので、非疾病での場合、有料になると思います。医師に理由を説明して嫌われたら、別の医師を選択すればよいだけの話しです。ただし、その数値の正常範囲は約倍ほどもありますので、それが症状に関与していのかどうかは、健常時に計測してみないと和からかないこともありますし、年齢と性差も大きいのです。
 WBCでの体内の放射線量の計測を、一般の方が頼んでも断られるケースが多いと思います。断られたというメッセージを多数いただいています。チェアー型だと相当な量が無ければわかりませんし、これほどあちこちの線量が上がっていると、精密型で正確に判るかどうか不明です。おそらくWBCは、福島の作業員の方で手一杯ではないかと思います。そうなると、室内はかなり高いレベルで汚染されていますから、計測しても結果は正しくでないでしょう。
 ドイツは医療は原則無料ですが、日本人が大挙してきて要求したら、ドイツの医療費を圧迫しますから、拒否されるようになるでしょう。それより、空港で、体から高いレベルの放射性の塵を出している日本人が多いので、いつ出入り禁止になるかというほうが心配です。バンクーバーシアトル関空、激しい分布ムラがあり、風で値が大きく上下していました。
 何を質問されているのかよく判りかねます。放射線によって、DNAもしくは特定の酵素の変異が起きれば、発ガンのスイッチが入りますから、癌化します。当然発癌の確率は上がります。ただし、発癌には、多種の要因がありますから、たとえばあなたが癌になって、それを放射線の影響だとあなたが主張したいのなら、その証拠が必要です。統計上、放射線が増えて、発癌率が上がったのだから、私の癌もそうだと主張しても、根拠がないですから、あなた個人の癌の責任を放射線に問うことはできません。同時というのは、放射線でも、そう多くは見られません。長期で多発することはありますが、時期的に同じとは、普通はなりません。同時に二箇所で非転移の癌が発見されたとして、部位によって、発癌の時期は異なるでしょうから、だからどうだとは言えません。あくまでも稀なことだ、ということになります。」
Unknown (専門医の手記)
2011-06-08 05:39:31
*返答その6*
「優気さんのご指摘は、福島第一に近い高レベル地域では、起こりえることです。
 福島第一のような初期の大放出と長期の持続的な放出の場合では、放射性浮遊塵による影響が真っ先に出ます。
 放射性浮遊塵の呼吸での吸引で、鼻腔、上咽頭、気管にそれらが付着します。日々吸い込んでいると、それぞれの粘膜に損傷が起きるので、鼻血がでやすくなったり、鼻水が多くなったり、喉の圧迫感を感じたり、が続いたり、感染しやすくなったりします。さらに、爪の間に溜まり、指先の末梢神経の軽い損傷を起こし、指先が痛んだり、爪の根元に埃が溜まれば、さかくれや、爪が割れやすくなったり、縦や横の縞がはいったりします。外耳道に溜まれば、外耳炎を起こしやすくなります。アトピーの方は、真皮の上の層がもろいので、真皮細胞がまばらに死ぬと、影響が大きく出てきます。小児では肌荒れが起きやすくなります。
 次に飲食物からの影響です。食料に含まれている放射性物質量が多い場合は、消化管粘膜に損傷を与えますので、主に腸の障害が現れ、軽度の下痢の継続や、腹部の軽い痛みを生じ、食中毒がおきやすくなります。通常重篤にはならない病原性の弱い細菌群でも食中毒様症状をおこしてしまうこともあります。被曝が進むと抗炎症剤の効きが低下してきます。
 体内への蓄積が多くなると、造血細胞群の機能低下が起きます。各血球のバランスが変わる前に、血液凝固因子が減り、出血が止まりにくくなり、線溶系も異常をきたしてきます。この場合、生理で出血量が多く、経血の様子も普段と異なってきます。この段階では、抗体量も減少してきますので、風邪などが蔓延しやすくなります。
 甲状腺の機能低下は、だるさを感じるような状態になるまで、自覚症状がありません。腫れも圧迫感もありません。おそらく20代後半から30代前半の男性が先にだるさをうったるようになると推測されます。喉仏の部分の違和感は、咽頭炎です。
 頭痛は、頭部の粘膜の損傷でも起こりますし、さらに進んだ被曝でも起きます。めまいは、最初期から起きれば、重篤な被曝のサインです。嘔吐は、消化管の炎症でも、中枢への障害でも起きます。」
*返答その6*
優気さん
「優気さんのご心配が良くわかります。
 実際の線量の多さから、年齢によっては、急性被曝症状が起きて不思議はありません。私は復興のため、我慢しているのではないかと考えています。もしくは言い出しにくいのでしょう。海外でも低線量での被曝初期の症状は、あまり知られていません。個々人の愁訴では、?ですが、これだけ集まれば、確実です。非常に短時間でここまで来ているということは、恐ろしいことです。
 私の場合、初期症状と考えられる症状を、実際に被害者から聴くことができました。一般の論文では、障害(疾病)のみの記載なので、このような情報は、カルテや論文にはありませんので、訊いてみたのです。
 内分泌系障害で鬱と非常な倦怠感がでてくるまで、予想より短いかもしれません。こうなると、小児の障害は、想像を超えるレベルになり、中年では、網膜の損傷によって、部屋が暗く感じる、記憶力の低下、性格の変化なども、知覚異常が起きていますから、早期におきそうです。さらに言えば、同じ地域でも、非常に線量分布に差があるということも判ります。」
Unknown (専門医の手記)
2011-06-09 01:54:54
*返答その11*
「○○○さん
 携帯から書き込んでいたので、文章を書くのが大変でした。
 私は、あなたに立腹しています。
>**さんの理想の形に書き込んだ方がよさそうですね
 とは、具体的に何をおっしゃっておられるのでしょう?あなたは、ものすごく早とちりで誤解しています。
 打開策は、別のトピです。
 現在の医療の制限は、上記のように書いたと思います。お腹立ちかもしれませんが、被曝とは細胞死とDNAの損傷であって、細胞が再生されない組織では、元には戻りませんし、DNAの損傷も元には戻せません。細胞死とDNAの損傷の結果生じる症状を軽減することは、「場合によっては可能」です。ただし、厚生労働省の指針を超えることも起きますから、担当医師がどのように判断するかです。
 サンプルではなく、現段階では、被曝の結果か、他の原因か、判断のしようがないということと、被曝を懸念しての想定治療が、現段階ではできない、と言っているのです。無根拠に推測して医療が成り立つと思っているのですか?
 これを読んでいる医師も多いはずです。そうなれば、被曝の可能性を治療指針にも取り込むことになります。医師は治すことのプロです。それには、症状の軽減や遅延も含まれます。完治は不可能ですが、やれることはあります。事実、少しずつ診断基準や治療指針を質問してくる医師が増えています。医師たちは、専門的な会話をここでして、質問攻めや誤解を生じたくないですし、厚労省に隠れてコソコソやるのですから、公にやり方もいいたくないのですよ。
 基本的に、被曝量を減らすことが最も重要です。次が、排泄の促進です。それらは、他のトピの話題だと思います。」
*返答その12*
「○○○さん
 あなたは、本当に悲しいほど思い込みの強い人ですね。良く考えてください。
 私は医師でもあります。治すために研究をしてきました。しかし、福島第一の事故では、チェルノブイリの時には調べられずにできなかったこと以上の知見がありますが、必ずしも全部同じではないのです。ですから、患者さんをリアルタイムで調べながら症状を軽減もしくは、将来起こりうる障害を減らす方法を考えなければなりません。それをサンプルとは言いません。サンプルとは、完全に試料であって、患者ではないのです。未知の疾病があって、ただ調べているだけで、患者さんの生死を無視しして治療が無いのなら、サンプルです。
 あなたは、勝手に決め付けいます。表現も良くない。それは、私がトピ主に注意したのと同じです。医療が何もしないと決め付けて、前向くきな打開策ということを言っているとしか取れないのです。もし、そういう意味で言っているのでないのなら、きちんとした日本語で書いてください。
 私は、人に対し、軽蔑はしませんが、あなたは、短絡的で、議論などできる相手ではないと思います。ですから、何を言われようと気にもなりません。
 未曾有の事態が起こっているのです。どれだけ各所に圧力がかかっているか、×××さんも指摘しています。さらに言えば、このような初めての事態に直面して、医師は、指導医に指導されることも無く、独自の判断で治療指針を決めて飾るを得ません。非常に困難な事態なのです。ここに投稿された方々の症状は、医師が考え、どうすればよいか、自分の専門分野に合わせて考える貴重な情報なのです。それをサンプルと考える、○○○さんの方が、どうかしています。そのことは、×××さんも、401で書かれているではないですか。
 研究するためのサンプルなら、ここにある書き込みは、年齢も地域も線量も定かでないので、全く役に立ちません。研究とは、それほど荒いものではないのです。少しでも症状の軽癒と今後の症状の遅延のためになるので、そういえば、ということもあるでしょうから、起こりうる症状を書いているのです。
 私は、あなたの軽妙さは嫌いではありませんが、決め付けの激しさと短絡的な思考は、嫌いです。
 ○○○さんにはデリカシーが判らないかも知れませんが、次に起こりうることなど、医師として書きたくないですよ。できればそうならないように止めたいですから。また、予測を書くことによって、不要な恐怖感も与えたくないのです。それから、思い込みによる擬似的症状を起こしたくもありません。確定的な治療法が無い状態で、治療指針を考えることがどれほど大変なことか、医師の気持ちを考えたことがありますか。しかも、根治的な治療ができないときの医師の無力感を考えたことがありますか。
*返答その13*
「皆様のご投稿と計測で、判明したことがあります。
 非常に低線量なのに症状が起きることに対し、疑問を持ちました。多くの医師は、このような低線量で、症状が出るはずがないと考えていると思います。しかも、福島から離れた場所で症状が出ていますので、これも疑問でした。
 線量計での地表と1m、2m、3mと高さを変えると、放射性物質が付着した粒子が大きい場合、地表の線量が高くなります。ところが離れた地域では、空間線量が、高さではなく、風で変わります。つまり、放射性微粉塵は、非常に小さい粒子であり、数が多く、地表に落ちません。落ちても風で舞い上がってしまいます。実際、着衣にも付着しやすく、はたくと微粒子が舞い上がり、線量があがります。もちろん、福島第一に近づくほど、粒径の大きい粒子が増えます。粒径が大きいと、地表が高いという、チェルノブイリと同様になりますが、福島からはなれるとそうなっていません。
 つまり、非常に細かい放射性の粒子が多数あり、それを鼻もしくは口で吸い込み、鼻腔粘膜から気管支までに付着し、ヨウ素イオンもセシウムイオンも易溶性ですから粘液に溶け出し、ほとんどゼロ距離から粘膜細胞を破壊しました。これなら、空間線量が小さくても、通常の埃以上に粘膜の損傷が大きくなります。さらに、このような微粉塵は、気流などで濃度分布が激しく変わります。時定数の長い線量計では、一見少ないように観測されても(長時間の平均ですから)、濃い時に吸引して、粘膜に付着し、障害を起こしたと推測されます。福島第一の近傍では粒子が大きかったため、地表の線量が大きく、高さ1mでは、大きく値が低下するわけです。粒子が大きければ、気道奥には侵入しません。一方微粒子は、副鼻腔にまで進入しますし、目や指の間などにも付着します。このような微粒が多数食物に付着していれば、低線量でも腸管の粘膜を広範囲に損傷することになります。
 以上の推測から、粒子が細かいので(おそらく気管支喘息まで起こしているとすると、15ミクロン程度(6ミクロンでは、肺胞に届く)ではないかと思われます。さらに離れた西日本では、繊維などに付着して地表数10mくらいまでの高度で浮遊していると考えられます。
 このような放射性微粒子のエアロゾルは、高空では、密度が低く同時に20m程度の高さにある吸着型の計測器では、濾紙をすり抜けてしまう率が高くなります。
 明らかに福島第一は、チェルノブイリとは違います。どうやら粒子も、大きくて地表に落ちたものと、非常に細かくてエアロゾルとして浮遊しているものとに分かれていると思います。この非常に細かい粒子は、福島第一独特かもしれません。崩壊した燃料の高温状態が続き、気化した放射性物質由来だと考えられます。
 マスクをしてください。気道の癌が将来多発することになります。埃を避けてください。外出後、玄関で着衣を着替え、なるべく早くシャワーを浴びてください。エアロゾルは、気流で移動しますが、草木の表面が乾くと再び現れると推測されますので、特定の地域は濃度が高いと思います。
 線量が大きくない地域では、主に放射性の微粉塵で障害が起きていると推測されますので、一時的でも良いですから、より微粉塵の少ない地域で過ごされれば、粘膜の回復は早いので、症状が軽減、もしくは消えると思います。
 このような微粉塵は、非常に遠距離まで飛びます。西日本でも京都盆地の中央部や草木が多い万博公園(万博公園は、どうもこれだけではなさそうですが)のように高い地域ができます。その空間線量は、大体0.10μSv/Hrから0.25μSv/Hrです。粒子が細かいので、雨ではあまり減りません、若年層には、このような地域は、好ましくありません。マスクが必要です。
 埃は、屋根裏や狭い空間に多く残ります。電気工事、配管工事、清掃業、運輸・引越しなど、埃を多く吸入してしまう業種の方々は、特にマスクと手袋が必須です。政府発表の値と大きく異なるのは当然ですので、線量が低下していると発表されている地域でも、十分に気をつけてください。
 なお、これだけでは、全部の現象と症状を説明しているわけではありません。チェルノブイリと異なり、非常に粒子の細かい放射性物質のエアロゾルが、あちこちに現在もあるということです。それがある濃度を超えれば、空間線量が小さくでも粘膜障害抹消神経炎などを起こします。粘膜障害を起こさなくても、気道からの取り込みが続きます。マスクと室内の埃の除去は重要です。なお、室内の掃除では、埃をたてない工夫が必要だと思います。なお、粘膜に軽度の損傷がある場合、放射性微粉塵のわずかな増加と蓄積量の上昇で、障害を起こしやすくなります。」
 最後までお読みくださり、ありがとうございました。被曝を軽く見ている人にぜひ知らせてください。